こんにちは。さて、早速前回の続きから。
前回は分割融資にもいろいろあるよというお話をしました。
今回は私はどの銀行を選んだか。その理由を愚痴を交えてお話したいと思います。
あらためて簡単なあらすじから。間取り迷子になった私は、いろんなハウスメーカーを回りました。とあるハウスメーカーに決め、そこの仲介で土地を購入したものの、最終的にはフェードアウトされてしまいました。
その後、新たに建築家の設計事務所に決めたのですが、土地を購入し、住宅ローンを組んだハウスメーカー斡旋の銀行にお願いしたところ、数々の問題に直面し、銀行探しからやり直しとなりました。
さて、本題に戻ります。
ハウスメーカーの斡旋した銀行は、分割融資で、 必要な着手金、中間金分を都度融資してくれる銀行でした。
まぁ、建築会社をかえるだけだろうと安易に考えたのですが、全くそうはいきませんでした。
- 建築会社を変更することを連絡したところ、新しい建築会社の着手金の支払いタイミングは基礎工事(土台)の写真を精査してからしか払えない。
- 着手金や中間金は全額の1/3までしか払えない。
とその時点で変なルールを聞かされました。要するに支払いタイミングが大幅にずれていて、かつ金額の上限があるのです。
建築士が頼む建築会社は建築コストもあり、地場の小さな工務店です。どうやら着手金が振り込まれてから、材料と人手の手配が始まるので、お金が振り込まれない限り、基礎工事ができません。また昨今の物価高から着手金は1/3では間に合いません。
なんとかならない?と銀行に交渉するも、無理です。うちの提携の建築会社ならいいけどみたいな感じ。
また団信からやり直すのかと不安でしたが、最終的に新しい建築会社の条件でも大丈夫な別の銀行がすんなりとOKを出してくれ、借り換えをしました。
- 分割融資が使えるから大丈夫だと思っても、提携の建築会社にしか使えないような、変な条件がある可能性があるので注意です。
- 住宅ローンの本審査を行うのは、必ず建てると決めた建築会社と請負契約を結んだあとにしましょう。
建築会社に入金するタイミングと金額で、銀行が振り込んでくれるかを銀行員に確認したあとが良いと思います。
着手金や中間金は全額の1/3までしか払えないって実はかなり厄介なポイント
今回の提携の銀行に限らず、銀行の住宅ローンのパンフレットをみていると結構さり気なく、着手金や中間金の上限は1/3とするっていう銀行がかなり多いです。これらは1/3以上になることも多いので注意が必要です。
ちなみに私はすでに土地の一部や設計料数百万など貯金から払っていたので、着手金を払う余裕はありませんでした。
- 設計事務所に頼む際には着手金の前に、設計料が数百万かかります。
- 住宅ローンの契約は建築会社決定後のほうが良いので、その設計料は住宅ローン以外で、なんとか工面する必要があります。
長くなったので前回と今回の記事で言いたかったことをまとめます。
1. 住宅ローンに関しては建築会社の請負契約前に、ある程度の銀行のあたりをつけておく。
2. 建築会社には、契約時に契約後住宅ローンの審査をうけるので申し込むので、万が一無理だったら契約は破棄することを伝え、承諾してもらう。
3. 実際のローンの審査前に、建築会社に振り込む期日、金額は対応可能であることを銀行員に確認する。
それではまた次回。