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床暖房は必要か?注文住宅の節約術。

こんにちは。
建築のド素人が試行錯誤をしながら建築家に頼んで我が家を建築中です。
素人なりに悩んだことを後の方の参考になればと思い書いてます。


今回は床暖房についてです。
床暖房、憧れますね。でも敷く範囲によると思いますが、高い。
リビングだけだと60万くらい、1軒分で2-300万くらい。

確かに家は数千万の買い物なのでその中の数百万なんてたった数%じゃんと思うんですよ。
しかし、冷静に考えると数百万ってカローラ1台分。世界一周旅行が2回くらいできてしまいます。

床暖房は、コンセントとか照明のような、実生活が不便になるものと違います。
やめると単純にコストカットができる、削減可能アイテムの一つです。

私も最初は絶対床暖必要と思っていました。しかし最終的にはやめました。
理由は膨らみすぎたコストです。しかしやめたのは根拠があります。

リビング程度の床暖房であればホットカーペットで普通に代用できます。

建築会社のホームページを見ると

「床暖房とホットカーペットはぜんぜん違う。」
「床暖房の敷面積はリビングの70% 程度でも充分温かい」
「床暖房は還流で空気全体を暖める。ホットカーペットは床だけしか暖めない。」

というセールスコメントが踊ります。
でも考えてみてください。何が違うんでしょう?

床暖房はフローリングの下に仕組まれた電熱線や、お湯のパイプが流れることで床を温めて間接的に空気を暖めます。
ホットカーペットはフローリングの上におかれて電熱線で足元を暖めます。足だけ暖めるだけでしょうか?

熱の伝導は一方向ではありません。

フローリング自体も温めますし、熱は空気中にも逃げていきます。つまり室温も上昇します。

空気を暖めるのは別に床暖房の専売特許はありません。ホットカーペットも同様です。異なる点は面積の大小のみです。

確かにホットカーペットは電熱線なので平米あたりの電気代は高いでしょう。でも床暖房はホットカーペットと比べて面積が大きい分電気代(ガス代)もかかります。

更に負け惜しみを言うと空気を暖める過程でフローリングという熱伝導率がそれほど高くない素材を噛ませている床暖房と違い、空気を暖めるホットカーペットのほうが効率はよいです。
しかも値段も安いです。2畳サイズで5-6000円くらい。パナソニックとかのメーカー品ですら2万円以下です。
さらに上のラグも毎年新しいものに変えれば清潔だし気分転換にもなります。

とはいえ心配だったので本日実験をしました。
16畳の借家のリビングで0.5畳のホットカーペットmax+暖房と暖房単体の温度比較。

ざっくりと室温4度くらい上昇してます。暑いくらい。
上がる時間も暖房単体と比較して早い。

0.5畳でも充分効果あり。暖房の風が嫌なら大きめのホットカーペットで充分室温も上がりますよ。

ということで、リビング床暖は不要と結論づけました。

ではまた次回。